介護福祉士
介護福祉士とは
高齢者や障害者の介護を行ったり、家族などの介護者に指導や助言をする人の国家資格です。
ホームヘルパーなどの資質向上のために、1987年の「社会福祉士及び介護福祉士法」制定と同時に誕生しています。
介護福祉士になるには、3年以上の介護実務を経験した(または同等以上の能力を持つ)後に国家試験に合格する必要があります。
国から指定を受けた介護福祉士養成施設で専門教育を受けて卒業した場合は国家試験が免除されます。
取得方法
1. 厚生労働大臣の指定する養成施設を修了し登録名簿に登録する
2. 介護実務経験3年以上で国家試験に合格、登録名簿に登録する
以上2通りの方法がああります。
平成23年より厚生労働大臣が指定する養成施設を終了し名簿登録する 取得方法が廃止され、国家試験のみとなる予定です。
なお、筆記試験は、毎年1月下旬頃、すべてマークシート方式のテストが行われます。
介護福祉士の活動場所
社会福祉士及び介護福祉士法の規定に基づいた資格で、身体的、精神的な障害により日常生活行動、たとえば、入浴、食事、排泄などの行動に支障のある人に対して介護し、自立した人間としての尊厳をもった生活を送るための支援を行うことにすぐれた能力を有する者の国家資格であり、名称独占資格の一です。
介護福祉士の活動場所としては、特別養護老人ホーム、デイケアセンターや障害者の福祉作業所、その他の社会福祉施設があげられます。また、在宅で生活している要介護者の自宅に通って援助する訪問介護員(ホームヘルパー)にも介護福祉士資格は有用です。
社会福祉士がソーシャルワーカーという英語名でも呼ばれるように、介護福祉士についてもケアワーカーという呼び方をする場合もあります。