久留米市 認知症早期発見を支援 6月から 近隣医師など紹介
認知症の判断は素人では難しい。たとえば物忘れについても、単なる誰でもある物忘れなのか、加齢に伴うごく自然の物忘れの程度なのか、認知症によるものなのかの区別はつきづらいものです。
認知症であっても、初期のものであれば治療や訓練によって進行を遅らせたり、場合によっては治ることもあるそうです。また、高齢者のうつ病もおおいそうですが、これも本人や家族も病気と気付くのがかなり遅れることが多いので、早期に医師に診てもらうことが、早く治るポイントにもなります。
このように、早期に適切な医師に診てもらうことが、とても重要であり、市がそのサービスを提供してくれることは、大変に有り難いことです。
( 2008年5月3日(土)10:30 西日本新聞より)
久留米市は、高齢者の認知症を早期発見し重症化を防ぐため、最寄りの地元医師が初期診断を行う支援制度「ものわすれ先生」を6月からスタートする。
認知症について相談した高齢者に、市が自宅に1番近い医師を紹介する。高齢者は市の窓口を訪れなくても電話で相談できる。初期診断に応じて専門的治療の必要の有無や介護サービスの紹介などが受けられる。
診断に当たる「ものわすれ先生」は、精神科や内科など医師12人に市が委嘱した。これまで市が特定の医師の受診を勧めることはできなかったが制度の導入で可能となった。
同市長寿介護課によると、市は2005年度から久留米大の看護学科准教授が認知症検査などを行う「ものわすれ相談窓口」を設置している。しかし月2回、計6人の定員は予約ですぐ埋まるほど希望者が多いため、相談枠を広げるのも新制度の目的だという。
同課は「相談に訪れる高齢者には認知症だけでなく、うつや精神障害が見つかることもある。専門的なケアを受けるためにも早めの受診を」と呼び掛けている。同課=0942(30)9038。
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