緊急課題に医師不足対策など―国民会議分科会
医師不足が深刻になっています。特に産婦人科や小児科の医師には24時間体制のきつい労働条件のため、なり手が減っているのが現実です。
医療制度を見直して、医師や看護師の勤務条件の改善た、処遇も改善などを行い、いつでもだれでも安心して医療にかかれる社会にしてほしいものです。
(6月19日22時52分配信 Yahooニュース・医療介護CBニュース)
6月19日の社会保障国民会議では、医療・介護・福祉サービスの在り方などを議論する「サービス保障分科会」も中間取りまとめを報告した。
医療分野の緊急課題として、医師養成数の見直しなどの医師不足対策を挙げるなど、本会議の中間報告よりも踏み込んだ内容。内閣府によると、本会議の中間報告が総論部分を盛り込んだのに対し、分科会による中間とりまとめは各論的な位置付けだ。
中間取りまとめでは、病院現場の問題点として、病床数は諸外国として多いものの、人員配置が手薄な点を指摘。診断・治療技術の向上や医療連携強化などへの対応、インフォームドコンセントの実践、医療安全への備えなどで医師が担わなければならない業務が増大し、結果として、勤務医の過重労働が常態化しているとの見方を示している。
その上で、救急医療における医療機関の患者受け入れ困難の深刻化や、産科・小児科を中心とする医師不足、病棟の老朽化や機器設備更新の遅延による病院機能低下といった問題への対応を緊急課題に位置付けた。
これらの問題への対応策として、
▽医師養成数の見直しや女性医師の就労継続・職場復帰支援、臨床研修指定病院の機能強化などの医師不足対策
▽医療関係職種間の機能・役割分担の見直しやチーム医療の推進による医師の負担軽減策
▽地域の医療機関相互の役割分担・ネットワーク化など地域医療の確保対策
▽救急医療の量的・質的充実、医療機関への円滑な搬送を確保するための情報共有や体制整備
▽医療機関経営の近代化支援
などを列挙。「現時点で出来る限りの措置を早急に講じる必要がある」としている。
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